「KAWASAKIしんゆり映画祭」は、1995年に川崎市の「芸術のまち構想」の一環としてスタートし、今年で26回目を迎えます。「市民（みんな）がつくる映画のお祭り」として、市民スタッフが企画・運営の中心を担い、行政がバックアップする新しい形の映画祭として定着・発展してきました。

20年以上の歳月を積み重ねていくなかで、障がいを持つ方のための「バリアフリー上映」（副音声イヤホンガイド・日本語字幕付上映）、中学生が映画制作から上映までを体験する「ジュニア映画制作ワークショップ」の実施、地域のお祭りを再現する「野外上映会」の実施と、活動の場も広がってまいりました。

（今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、中止した夏のジュニア映画制作ワークショップに替わるジュニア向け事業として「脚本作りオンラインワークショップ」を、別日程でオンライン開催する予定です。また、「野外上映会」は中止となっています。）

一方で、当映画祭も社会情勢の変動に伴い、支援金や公的助成金が不安定な状況が続いております。その影響は大きく、私どもも支出を抑えながら効果的に事業が行えるよう、様々な工夫に取り組んでいるところです。

　加えて、今年は新型コロナウイルス感染症による影響のため、厳しい状況下での開催となる見込みですが、運営にあたっては安全・安心な上映環境の確保に十分配慮しながら必要な準備を進めてまいります。

つきましては、映画祭事業の継続と内容のより一層の充実を図るため、皆様からのご支援を引き続き賜わりたく存じます。従来同様の映画祭の活動を維持していくうえで、さらに多くのご支援が必要であり、お知り合いの方にもご支援のお声掛けをして頂ければ幸甚です。

毎年のお願いで大変恐縮ではございますが、何卒よろしくご支援のほど心よりお願い申し上げます。